2019/05/13

このまちがえてファイルを古いファイルで上書きしてしまうことは結構よくありがちなトラブルですね。ついうっかりファイルを古いファイルで上書きしてしまう。ですがWindowsのVista以降のOSには大変便利な機能が
備わっています。それは「シャドウコピー」という機能でバックアップされたデータからフォルダやファイルの単位でデータを復元するという大変優れた機能です。例をあげると、新しいファイルを古いファイルで上書
きしてしまったり(まさに今回の事例ですね)「ごみ箱」を空にするでファイルを削除してしまったり、ファイルが壊れて開くことができなくなった時などに使用します。この「シャドーコピー」の優れた点は最低でも
1日に1度は新しいバックアップデータが作成されるところです。どういうことかというと、バックアップのデータを見ながら必要なファイルを選んで復元できるということです。以下に詳細を記載しておきます。
1.「以前のバージョンの復元」選択してクリックしましょう。
復元したいフォルダやファイルを右クリックして、「以前のバージョンの復元」を選択しましょう。ただし、「ゴミ箱をからにする」を実行して削除したファイルの復元は、そのファイルが保存されていたフォルダから
復元をしましょう。「ゴミ箱」にたいしては「以前のバージョンの復元」が実行できないためです。
2.復元ポイントを選択しましょう。
「以前のバージョン」タブにシャドウコピーでバックアップされた履歴が一覧で表示されますので、その中から復元したいフォルダやファイルを選択しましょう。
3.フォルダの中身を確認しましょう。
シャドーコピーでバックアップされたデータは、ダブルクリックをすると開くことができるので、中身を確認しましょう。
4.復元かコピーをしましょう。
復元したいフォルダやファイルを選択して、「2」の画面で「復元」をクリックしましょう。その画面で「復元」をクリックすれば、今現在のフォルダやファイルが、以前のバージョンに変更されます。また、「コ
ピー」をクリックすれば、今現在のフォルダやファイルを残したまま別の場所にコピーすることもできます。
ただし「コピー」ボタンがグレーで押せない状態の場合はコピーはできません。ここまでの作業が終了すれ
ば、今回のトラブルは解決できたと思います。
※シャドーコピーとは?
これはバックアップの一種で、パソコンがかってに1日1回ほどバックアップデータを作成してくれるものです。何か不測の事態が起きてもこのデータの内容などを確認して復元すれば元の状態に戻すことができるとい
う優れものです。